Philosophy
理念
「選手が自ら考える力を養う」
レアル・マドリードファンデーションの理念は、常に考えながらプレーできる選手を育てることです。
例えばシュートが入らない選手にシュートのコツを教えたら、その時はシュートが入るようになるでしょう。
しかし、レアル・マドリードファンデーションのメソッドでは、シュートのコツを直接言葉では伝えません。
シュートのコツではなく、コツの掴み方を教えるのです。
技術を技術として「このようにしなさい」と伝えるのではなく、選手に気づきを与えることを大切にします。
自分自身でコツを掴むと、課題ごとに応用ができ、プレーをすることが面白くなります。
面白い、楽しい、嬉しい。そんなポジティブな気持ちのサイクルが生まれることで、選手は何倍にも成長できるのです。
「選手が自ら考えることに、寄り添う指導者を養う」
指導者が選手を指導するのは、指導者の自己実現のためではなく、選手の成長のためです。
選手に気づきを与え、大きな成長に寄り添うことこそが、指導者の喜びであるべきです。
そのために指導者は十分な指導計画を練り、一貫した効率的な指導を行います。
チームの背景や状況を把握し、チームと選手個人に対して必要なタイミングで必要なメッセージを発する。
そのために必要な、指導者に求められる技術を養うことが、このクリニックの目指すところです。
選手と指導者が対等なスタンスで、自ら考え、学び続ける。だから、選手も指導者も、面白い、楽しい、嬉しい。
それが、レアル・マドリードファンデーションが考える、ポジティブな成長を生み出す学びの環境です。
安心して楽しく、スポーツを続けられる環境を、日本にも。
子どもたちが、すぐれた指導者のもと、
「子どもたちが、すぐれた指導者のもと、安心して楽しく、自分の好きなスポーツを続けられる」
そんな環境づくりを目指していた私にとって、レアル・マドリード ファンデーションとの出会いは、大きな衝撃でした。
考え方やメソッドが素晴らしいだけではなく、どのコーチも人として素晴らしく、コーチと選手はコート内でも外でも、当たり前のように対等な関係を築いていました。マドリードで取り組んでいる活動ではさらに、病院に入院中の子供たちに対するプログラム、障がいのある子ども達のバスケットボール スクール、日ごろから車椅子を使用している子供たちと健常者が一緒に行うバスケットボールクリニックなど、日本では見たことがない、環境が当たり前のようにありました。
この興奮や感動を是非日本の指導者、選手の皆さまにも知っていただきたいと思いこのクリニックを始めました。
興味を持って参加していただければ、必ず継続して学び続けていく大切さに気づくはずです。
レアル・マドリード ファンデーション ジャパン バスケットボール クリニックでは、この最高のプログラムを継続的に提供できる事を目指しています。
レアル・マドリード ファンデーション ジャパン バスケットボールクリニック
主宰 高橋里恵
(M&Rコンサルティング株式会社 代表取締役)
主宰者プロフィール
高橋里恵(左:旧姓赤坂)
1978年、愛知県生まれ。11歳でバスケをはじめる。
昭和クラブ→千種台中学校→名古屋短期大学附属高校(現・桜花学園高校)→トヨタ自動車(WJBL)。
服部幸男先生、杉浦裕司先生、井上眞一先生という日本でも有数の育成年代の指導者のもとで、各カテゴリーで全国優勝を経験。名古屋短期大学附属高校(現・桜花学園高校)では3年間で8度の全国制覇を果たした。
2000年、21歳で怪我もあり引退。その後結婚出産を経て32歳で東海大学体育学部に進学、スポーツ指導のあり方について学んだ。
2016年、サッカー観戦で訪れたスペイン・マドリードで、レアル・マドリードファンデーションの主催するバスケットボールクリニックに出会い、感銘。そのメソッドを紹介すべく日本に招致することを決意、M&Rスポーツクラブを設立。以来コロナ禍での中断もあったが、2017年から2024年まで7度の訪日セッション(指導者講習会、選手クリニック)を実現してきた。