2017年7月24日から、神奈川県にある公文国際学園において、指導者講習&U15中学生クリニックをそれぞれ3日間行いました。
レアル・マドリードのメソッドは、完璧なプログラムで驚くことばかりでした。日本とのシステムの違いを痛感しましたが、システムだけでなく指導者が子供たちに対しての接し方、教えるポイント、見方などの違いがあり、多くの発見がありました。
指導者講習(講義&実践)
講習3時間、実技2時間を3日間行いました。講習はPowerPointを見ながら、レアル・マドリードの教育スタイルや方法論を年代ごとに細かくお伝えしていきました。
講習でメソッドを教わった後、少人数のグループとなり教わったメソッドを活用し練習テーマや対象年齢を決め、練習方法を皆で考えました。その後体育館に移り、考えた練習を皆の前で発表しました。その内容にレアル・マドリードのコーチがその場で改善点を伝えました。
参加者は講習・実技ともに直接コーチに質問をし、その場で疑問を解決することが出来ました。
指導者講習に参加してくれた方のインタビュー:
「ナチョ(レアル・マドリード 来日コーチ)自身が良く学ばれているのを感じた。その知識が今回のクリニックに十分に反映されていた。」
「指導者講習の実践では、受講者が目的達成の為の練習メニューを作成し発表しあったが、ナチョは即座に評価しその場でアドバイスして頂いたことで効果的に学べた。そのアドリブの高さと表現力に感銘をうけた。」
「能力差や経験差を上手く解消するカリキュラムとコーチングメゾットは早期に日本に導入が図られるよう取り組むべきだ。」
中学生U15クリニック
定員15名の環境で、密度の濃い練習を三日間で合計6回行いました。練習は全日英語で通訳をつけ行いました。子供たちはとても積極的に練習に参加していました。 練習メニューは楽しく、しかも運動量と激しさをカバーできる練習方法でした。1回の練習が1時間半という長さでしたが、1つの練習が、複合的な練習のため、選手が集中して練習に取り組んでいる様子がよくわかりました。
レベルが違う子供同士の練習方法や、プレイヤーの年齢層や能力に応じた練習方法など、レアル・マドリードの練習方法の豊富さに驚きました。 練習と練習の合間に3日間スペイン語のレッスンも行いました。子供たちの中には、初めてスペイン語を聴く子もいたようですが、コーチが出すスペイン語ゲームに没頭し楽しんでいました。 U15選手コースに参加した子供たちのインタビュー:
「練習が上手くできなくても気にならなかった。皆が初めてのメニューだったし、出来ないのは私1人ではなかった。練習内容は楽しいけど、疲れるから練習になっていると感じた。日本とは練習の内容が違う。日本の指導者じゃないのも良い。ナチョ(レアル・マドリード コーチ)の練習はどれも楽しかった!」