2023.8.18【更新】
ご参加下さいました選手の皆さん、ご協力下さいました指導者、保護者の皆さま、本当にありがとうございました。
この出張クリニックは、地元のチームの皆さまのご協力なしには、クリニックを行うことができません。 多くのご協力、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
今回のクリニックでは、レアル マドリードが理念として掲げている【価値Value】について選手の皆さんには、 コートの中で体感していただきました。
相手を敬うこと、自分自身のことを自分で決めて行動すること、自分の良いところを他の選手から教えてもらうことなど、バスケットのプレイ中だけでなく、 人として成長する上でとても大切なことをバスケットを通じてお伝えできたと思います。
その他には【自分で考えることThink】【楽しむことFun】についても学ぶことができました。
クリニック中、子供たちは常に積極的で一生懸命取り組んでくれました。RMFのダヴィコーチの説明をよく聞いて、よく考えて、よく理解した上で、状況の判断をし自分の行動を自分で決めてプレイしていたと思います。
選手一人一人が練習に集中しつつも楽しみながらよく考えている姿を見ることができ、こちらが伝えたいことが伝わっていると実感でき、とても嬉しかったです。
また、今回もご見学くださった指導者の方々とも色々なお話をさせていただきました。
ある先生は、昨年クリニックをご見学されて大変感銘を受けたとおっしゃってくださり、今年はチームでお申し込みくださいました。
昨年先生はご見学後すぐに自分のチームに戻り、その先生は女子の顧問の先生でしたが、男子の先生や、体育の先生の前で学んだことを披露してくださったそうです。見てくださった先生方の感想も、大変驚いていたと教えてくださいました。
レアル・マドリード ファンデーションの選手への伝え方は、直接行ってほしいことを口で指示をするのではなく、選手がそれを自然とクリアできるように練習メニューをコーチが考えて提供します。
先生も、様々な工夫をし、選手の皆さんに練習を行っているそうです。それを聞いて、先生自身が練習メニューを作るうえでとてもよく考えていらっしゃり、日頃からその様な練習をしている選手だからこそ、RMFのコーチがきても純粋に練習に没頭し身体の奥底から楽しむことが出来るのだと思いました。そして、先生は更に嬉しいことに、教育に対して根本的な考え方が変わり、先生が受け持っている体育の授業も教え方が変わったと教えてくださいました。
また、実際にRMFのコーチの指導をているところを定期的に見ることで、自分のブラッシュアップになるとも教えてくださいました。
また、別のコーチからダヴィコーチへの質問では、選手に練習メニューを伝えて、選手ができなかった時、すぐに次の言葉を出さないのは理解したけれど、ダヴィコーチはその時の気持ちは我慢をしているのですかと質問がありました。
選手は成長をしていきます。今出来なかったとしても、来年には出来るようになっているかもしれない。すぐに結果を求めないでと返答していました。
ダヴィコーチは、練習中に選手を集め、今の練習ではどのような価値があったのか、どう考えたのかなど選手と対話しながら練習を行っていました。自分の考えをまとめ、言語化するのはとても難しい作業だと思います。それでも選手たちは、自分で考えて、言葉に出そうとしてくれていました。参加してくれたどの選手も本当に素晴らしかったです。
自分が好きなスポーツを、一生懸命取り組み楽しく続けてほしいと思います。
レアル・マドリードの素晴らしい理念を日本の多くの皆さまにぜひ知っていただきたいと思っておりますので、これからも様々な企画をしたいと思います。
皆さま、これからも、「Real Madrid Foundation Japan Basketball Clinic」を、どうぞ宜しくお願いいたします! Real Madrid Foundation Japan Basketball Clinic事務局
代表 高橋里恵